【巨人】来年の巻き返しに燃える馬場皐輔 チーム内での意外な「評価」とは
逆襲の新シーズンとなるか。2023年の現役ドラフトで阪神から巨人に移籍した馬場皐輔投手(29)が25年シーズンでの巻き返しに燃えている。 24年シーズンから巨人に活躍の場を移した「虎のドラ1右腕」は春季キャンプを一軍でスタートすることに成功したが、シーズンでの一軍登板はわずか1試合止まり(防御率0・00)。ファームでは中継ぎとして46試合に登板し、4勝1敗の防御率2・62と安定感ある成績を残していただけに、まだまだ老け込んではいられない。 12月4日の契約更改では600万円ダウンの2900万円でサインすると「入れ替えがなかったというところでは、二軍からはい上がった側からしたら普通に抑えている分には上がれない。圧倒しているなというところがないと、使いたいと思われないと思う」と自らの現在地を冷静に自己分析していた。 阪神と巨人、東西の人気球団を渡り歩いた異色の経歴を持つ馬場。7年のプロ生活で酸いも甘いも経験してきたであろう右腕だが、チーム内からはこんな評価の声もある。 「阪神のドラフト1位だったこともあって馬場は人並み以上の注目を集めてきたはずだし、いろいろな経験もしてきたんだろうけど、あの歳になっても全くスレてないのはすごい。地元からプロの世界に飛び込んだまま、のような純朴さが残っている優しい子だと思います」(チーム関係者) 実際に馬場はプロ生活で稼いだ給料も「特にほしいものもないし、使い道がないので…」と年に一度の妻との旅行に使うことを最優先に考えるほどの愛妻家。「ほとんどの時期が野球のための缶詰生活になってしまうので。普段から支えてくれている旅行好きの妻への恩返しというか、家族サービスです」とはにかみながら明かした。 来年も家族水入らずの旅行へ行くため――。「1年目から一年一年が勝負だと思ってやってきた」とルーキーイヤーからの変わらぬ覚悟で来季の飛躍を誓った。 =金額は推定=
熊沢航平