「自分としてはボールに行った」伊メディアから批判を浴びたGK鈴木彩艶の退場。本人の見解は?「審判の捉え方だと思うんですけど…」
「相手選手に当たらないように身体をよけた」
物議を醸した退場シーンを本人はどう感じたのか。 パルマの日本代表GK鈴木彩艶は、セリエA第3節ナポリ戦で自身初のレッドカードを受けた。 【動画】批判を浴びた鈴木彩艶の退場シーン 一昨シーズンのセリエA王者を相手に好守を見せていたが、後半に入ってゴールキックの際に遅延行為で1枚目のイエローカードを受ける。さらに、75分にペナルティエリアの外に飛び出し、ハイキックでボールをクリアした後に、相手FWダビド・ネーレスと衝突。このプレーで2度目の警告となり、レッドカードで退場となった。 1点をリードしていたパルマは、数的不利に陥ったうえ、すでに交代枠を使い切っていたため、DFのエンリコ・デルプラートがGKを務める事態に。終盤まで反撃を凌いだものの、アディショナルタイムに2点を献上し、1-2の逆転負けを喫している。 この退場について、イタリアメディアは、「消せない汚点」「飛び出しからポイント逸失」「ハイパフォーマンスだったが、回避可能なミスで帳消し」などと守護神を批判した。 一方で、『AreaNapoli』によると、ナポリのOBエラルド・ペッチが「ボールに行ったほうにアドバンテージがあり、罰することはできないという考えだ。先んじたほうにカードを出すべきではない」と発言するなど、擁護する意見もあった。 9月3日に行なわれた日本代表の練習の後、このシーンについて、鈴木本人に尋ねると、こう見解を語った。 「審判の捉え方だと思うんですけど、自分としてはボールに行って、その後に相手選手に当たらないように身体をよけた印象だった」 21歳の守護神は「チームとしても背後のところ(のカバー)はキーパーに要求されているので、出る判断は間違っていなかった。自分としてはイエローカードをもらっている状況というのがあまり記憶にないというか、たぶん初めてに近いぐらいだったので、そういった状況も考えなきゃいけないんだなと学びになりました」と言葉を続けた。 この苦い経験も今後の糧になるはずだ。 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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