オランダNECの佐野航大が強烈なミドルシュートを決めた（写真はイメージです）　撮影：中地拓也

　現地時間5月12日に行われたオランダ1部エールディビジ第33節で、フェイエノールトが3-2NECナイメヘンに勝利した。日本人対決にも注目が集まった試合で、NECの20歳MF佐野航大が決めた右足ミドル弾に称賛の声が寄せられている。 ■【動画】「めちゃくちゃかっこえーミドル!!」と称賛の声! オランダで成長中20歳MF佐野航大の左45度からの低空右足弾■ 　昨年8月にNECに加わった若手有望株の佐野は、今年の1月から定位置を掴み、この日も4-2-3-1の左サイドハーフでスタメン出場した。フェイエノールトの日本代表FW上田綺世もスタメン出場した中、佐野が後半開始直後の2分に輝きを放った。 　中盤で味方がボールを奪ってのカウンター攻撃。左サイドを駆け上がった佐野は、ペナルティエリアの左角でパスを受けた。目の前にはDFが1枚、その後方には素早く帰陣した相手DFラインが勢揃いしていた。その状況下で佐野は、細かいステップから右足アウトサイドでのタッチでシュートコースを作ると、間髪入れずに右足を一閃。左45度から鮮やかな低空ミドルシュートをゴール右隅に突き刺した。 　佐野はこれが今季リーグ戦3得点目（公式戦4得点目）。ホームスタンドが大声援に包まれた中、渾身のガッツポーズを披露した。

■今季リーグ戦3得点目「ゴラッソえぐすぎ」

　この佐野のインパクト大のゴールに対して、SNS上には次のようなコメントが寄せられた。 「うますぎ!」 「めちゃくちゃかっこえーミドル!!」 「ゴラッソえぐすぎ」 「6月に代表に呼んでも良いと思う　オリンピックかそれともA代表か」 「佐野航大はファジアーノ岡山が育てた!と言いたいとこですが、なんか勝手にものすごい育ってて気付いたらオランダに行ってた感がある。クラブ側の事情もあるだろうが、パリ五輪で見れたらいいな。」 　この試合ではチームメイトの小川航基が後半に途中出場し、対戦相手の上田は1ゴールに加えて1アシスト、さらにレッドカード誘発のプレーも見せた。だが、その中でも佐野が傑出したパフォーマンスを披露し、現地でも試合に敗れた中でも大きな拍手を受けた。まだ20歳。今後のさらなる飛躍に期待されている。