【定時退社の常態化】残業時間「ゼロ」の第二新卒。コアタイムに合わせて出社・退社していきますが、もう少し働くよう促すのはダメでしょうか?
コアタイム中に出社・退社するとどうなる?
コアタイムは、社員に働くことが義務づけられている時間であることから、この時間内に出退勤すると「遅刻」「早退」扱いになる可能性があります。先述した通り、フレックス制では清算期間内の総労働時間を満たしていれば、減給扱いにはならないとされています。 一方で、就業規則にコアタイム中の「遅刻」「早退」に対してペナルティーを定めている場合は、なんらかの処分が考えられるでしょう。
総労働時間を満たしていればもう少し働くよう促すことは難しい
「残業時間ゼロの第二新卒社員がコアタイムに合わせて出退勤している」という場合に、もう少し働くように促すべきかどうかを悩む方も多いでしょう。 フレックス制は、労働時間を社員が自由に決められる制度です。必ず労働しなければならない時間であるコアタイム中に出退勤すると「遅刻」や「早退」扱いになる可能性があります。 とはいえ、決められた総労働時間を満たしていれば、法的には問題はないとされているため、もう少し働くように注意することは、難しいと考えられるでしょう。 出典 デジタル庁 e-GOV法令検索 労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号) 第四章 労働時間、休憩、休日及び年次有給休暇(労働時間)第三十二条の三 厚生労働省 東京労働局 フレックスタイム制の適正な導入のために 1 趣旨 (1ページ) 2導入の要件 (6)コアタイム(3ページ) 厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署 フレックスタイム制のわかりやすい解説&導入の手引き 1.フレックスタイム制とは Point2 導入に当たっての留意事項①:フレックスタイム制を 導入した場合には、時間外労働に関する取り扱いが通常とは異なります。(4ページ) 2.改正内容(フレックスタイム制の清算期間の延長等) Point1フレックスタイム制の清算期間の上限を3か月に延長します。(6ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部