【プレビュー】開幕未勝利のシント=トロイデン、新監督の下で初勝利なるか | ベルギーリーグ
2024-25シーズンのベルギーリーグ第7節が日本時間9月14日から16日にかけて開催される。 ■シント=トロイデンvsルーヴェン 開幕から6試合勝利なしと苦しい状況のシント=トロイデン。小久保玲央ブライアンや谷口彰悟ら新戦力も含め、6人の日本人選手がレギュラーに定着するが、結果には結びついていない。すると、開幕からわずか6試合で、今季から就任したクリスティアン・ラタンディオ監督の解任を発表。チームはフェリス・マッズ監督の下で一からの始動を余儀なくされ、日本人選手たちのポジション争いもまた振り出しに戻りそうな予感だ。 一方、大南拓磨と明本考浩を擁するルーヴェンは開幕6試合で10ポイントを獲得。前節、大南は先発入りしており、無失点での勝利に貢献するなど上々のスタートを切っている。対極にあるチーム状況の中、日本人対決を制すのはどちらになるのだろうか。 ■コルトレイクvsクルブ・ブルッヘ 藤井陽也、金子拓郎、高嶺朋樹と3人の日本人選手を抱えるコルトレイクは6試合で2勝1分け3敗という序盤戦に。前節は3人全員が先発出場しており、指揮官からの信頼を得つつある。基本陣形が5バックと守備的なチームだけに、金子らアタッカーにとっては難しい状況でもあるが、活躍に期待したいところだ。 対するクルブ・ブルッヘは10ポイントで現在3位。チームは3連勝中で、スコフ・オルセンやクリストス・ツォリスといった中心選手にも得点が生まれ始めている。波に乗るチームとコルトレイクはどう対処するのだろうか。 ■ヘントvsメヘレン 渡辺剛や伊藤敦樹ら4人の日本人選手を擁するヘント。リーグ戦では5試合を戦い、2勝1分け2敗となっている。渡辺が絶対的な守備の柱となっている一方、シュミット・ダニエルはセカンドキーパーという難しい立ち位置に。新加入の伊藤もここまでは公式戦2試合の出場にとどまっている。インターナショナルウィーク明けの一戦で、どのように日本人選手たちがアピールできるだろうか。 一方のメヘレンは開幕4試合勝利なしとなったが、ここ2試合で連勝。息を吹き返し、前節は5ゴールを記録している。強力な3トップとヘント守備陣のマッチアップに注目だ。