「CES」で脚光… 電機・自動車業界、変革の起爆剤にAI
部品、カメラの危機回避機能高める
このような機能を目指す自動車メーカーの意向をくみ、部品メーカーでも車と人のコミュニケーションを意識したユニットやシステムの開発が進む。韓国のヒョンデモービスは、カメラやセンサーで急カーブなど集中すべき場所やストレスが高まり呼吸が早くなるなどを示す機能を模索する。同社の説明員は「危険から安全な場所に導いてくれるもの」と語る。独ロバート・ボッシュでモビリティー事業に携わる開発者も車内カメラやセンサーで、運転者を検知し、眠気などの危険から守る機能を開発する。 程度の差はあれ、各社の目指す方向性が見えてきた。車の進化の方向は人に寄り添う家庭用ロボットのような、ペットのような、新たな家族の面を持ち始めるのかもしれない。