日銀の12月金融政策決定会合で利上げ前向き意見が複数「物価の上振れリスク膨らむ」一方「局面近いがしばらく注視」との声も
日銀が、追加利上げを見送った12月の金融政策決定会合で、利上げに前向きな意見が複数出ていたことが分かった。 日銀は、12月の金融政策決定会合について、出席した政策委員などからの主な意見を公表した。 このなかでは、「賃金と物価の好循環の強まりを確認するという視点から、今後の賃金の動向について、もう少し情報が必要だ」「現時点では、アメリカ次期政権をめぐる不確実性は大きく、影響を見極めていく必要がある」など、追加利上げに慎重な意見が多く見られた。 一方で、「金融緩和の度合いを調整できる状況だ」「経済・物価が見通しに沿って推移する中、物価の上振れリスクが膨らんでいる」など、利上げに前向きととれる意見も複数出ていた。 「利上げを判断する局面は近いが、現段階では、アメリカ経済の不確実性が一巡するのを、今しばらく注視する辛抱強さも必要だ」との声もあった。 植田総裁は、この会合のあとの会見で「次の利上げの判断にいたるまではもうワンノッチ(一段階)ほしい」と述べていて、年明け以降の日銀の判断に高い関心が寄せられている。
フジテレビ,経済部
【関連記事】
- 【独自】「来いオラ!この野郎」「アイツを降ろせ!」JR横浜駅で“サングラス男”が電車出発を妨害…車内でホームで大暴れ 沿線火災で2時間遅延後の迷惑行為に乗客「子どもとケーキを食べたかったのに」
- 「永久保存したい」小4男児がノートに描いたリアルな動物に14万いいね…取材後に増えた作品もセンス抜群だった
- 【独自】「違反のデパートになってる」猛スピード逆走に強引カーブ、信号無視…“やりたい放題”に目撃者はパニック 名古屋市
- 【独自】サングラス男が横浜駅で大暴れし電車を妨害 響く怒声“緊迫の4分間” 火災で2時間遅延後さらに遅れ…年の瀬JRで迷惑行為
- 【異常増水】世界遺産“イグアスの滝”水量が通常の5倍に 観光客に濁流迫り「悪魔の喉笛」周辺の遊歩道が一時立ち入り禁止に 南米