笠井信輔アナ 小倉智昭さんが生前語っていた「とくダネ!」の成功要因 「僕が学ぶべきことでした」
フリーアナウンサーの笠井信輔(61)が10日放送の文化放送「くにまる食堂」(月~木曜前9・00)にゲスト出演。9日に死去したキャスターの小倉智昭(おぐら・ともあき)さんとの会話を振り返った。 【写真あり】10月にホームパーティーを開いた小倉さん。古市憲寿氏や伊藤利尋アナらと笑顔を見せていた 笠井アナは小倉さんとフジテレビ「情報プレゼンター とくダネ!」で長年“バディ”を組んでいた。 訃報に際し、10日放送のフジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)の生放送に出演した笠井アナは「優しい人だった。これね、一般のみなさんのイメージと違うんだよね。テレビ見てると結構強いから。実は非常に気配りの多い人で気にしやさんでもあります」と人柄をしのんだ。 そして「めざまし8」に続き「くにまる食堂」の放送終盤に急きょ生出演。「とくダネ!」が成功した要因について「(小倉さんが)“ラジオの手法を僕はテレビに持ち込んだだけなんだよ”とよく言ってました」と明かし「正直に話す、リスナーと向き合う。それは視聴者と向き合うことであって。ただ自分が気持ちよく言い放つだけじゃなくて、それをどう思ってるのか、どんな言葉が聞きたいのかを含めて、双方向の意識を持ちながらやっていたというのが僕が学ぶべきことでした」と偉大な存在に敬意を表していた。 小倉さんは1999年4月からスタートした「とくダネ!」に22年にわたってメーンキャスターとして出演し、当時フジテレビのアナウンサーだった笠井と共演していた。笠井は56歳でフジテレビを退社、小倉さんが所属する芸能事務所入りし、フリーアナに転身したが、わずか2カ月後に悪性リンパ腫が見つかり、闘病生活を送った。病気は“古巣”の「とくダネ!」で発表。小倉さんが膀胱(ぼうこう)がんを公表し、この時、視聴者に分かりやすく、細かく病状を公表したことで、病気の情報への需要を感じて笠井も小倉さんのやり方を見習ったという。