【プレビュー】埼スタで連敗はもうできない浦和とACL決勝に勝って挑みたい横浜FM| Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは5月6日にかけて第12節が開催。埼玉スタジアムでは浦和レッズと横浜F・マリノスが対戦する。
ゴールデンウィークの最終日にビッグマッチが実現。勝点14で12位の浦和レッズと勝点16で7位の横浜F・マリノスが埼玉スタジアムで顔を合わせる。今季5勝目を手にして上へ行くのはどちらのチームだろうか。 ホームの浦和はシーズンをとおして未だに波に乗り切れていない印象だ。特に4月以降の直近6試合は2勝4敗と黒星が先行。我慢しながら勝点を積み上げてきた序盤戦よりも、ペア・マティアス・ヘグモ監督の目指すフットボールは浸透が進んでいるように感じるが、結果は不安定である。前節・川崎フロンターレ戦も3失点で敗れ、今季初の連勝を逃してしまった。 その中で明るい材料を挙げるとすれば、3試合連続で先発中の中島翔哉の存在だろうか。昨季の途中に加入したファンタジスタは、今季の開幕直後もベンチスタートが続いたが、第9節・ガンバ大阪戦からスタメンに定着し、前線のポジションで存在感を放ち始めている。 ホームの埼玉スタジアムで今季2度目の連敗は許されない。そのためにも背番号10の今季初ゴールが待たれるところである。ハイテンションの90分が予想される中、一つのチャンスと一瞬の隙を逃さない中島翔哉に注目である。 アウェイの横浜FMは、前節・ジュビロ磐田戦は1-1に終わり、リーグ戦では現在3試合連続引き分け中である。3試合ともに最終的には追い付かれてドロー決着となっているだけにどうしても勝点を落としてしまっている印象はぬぐえないだろう。 それでも、消化試合が1試合少ない中で首位と6ポイント差の位置に付けているのは決して悪い状況ではない。成績こそ2勝4分けであるが6試合負けなしの事実はポジティブである。 磐田戦では中盤の要の一人であり攻守のリンクマンである渡辺皓太が、1ヵ月ぶりに実戦に復帰。攻撃にアクセントと変化をつけられる6番の帰還は大きな朗報である。同じタイミングで絶対的キャプテンの喜田拓也も戦列に戻り、ここから上昇していくために役者はそろいつつある。 今節を終えれば、来週はAFCチャンピオンズリーグ決勝第1戦が控える。アル・アインのホームであるUAEに乗り込んでの決戦に気持ちよく向かうためにも勝利して飛び立ちたい。