J1昇格を分けたプレー 清水が後半ATに“痛恨PK” 乾貴士「去年からずっと勝ちきれない」
◇サッカーJ1昇格プレーオフ(PO)決勝 東京V1-1清水(2日、国立競技場) J1昇格プレーオフ決勝が2日、国立競技場で開催。東京Vが清水に1-1で引き分けたため、16年ぶりのJ1昇格となりました。 【画像】乾貴士選手「皆さんと喜びを分かちあえるように全てを捧げる覚悟」 勝利が昇格の絶対条件である清水は、後半18分に相手のハンドでPKを獲得し、1点を先制。 しかし、後半のアディショナルタイム、中盤でボールを奪われると、FW染野唯月選手のパスを通されます。右サイドを突破する染野選手をDF高橋祐治選手が倒してしまい、痛恨のPKを献上。これを決められ、土壇場で勝利を逃しました。 「東京Vの方がJ1に上がるにふさわしかったということだと思う」 サッカー元日本代表で、チームをけん引した乾貴士選手は、クラブのホームページで心境をつづります。 乾選手は後半38分までプレー。その後はベンチで、仲間に声援を送り続けました。終了間際での失点には、「“ここで勝てば”という試合がシーズンを通して何回もあったし、それを勝ちきれなかった。今回も1-0で終われたら(J1へ)上がれていたが、ああいうところでミスをしてしまうというのは、自分たちがまだまだだということ」と言及しました。 これでクラブにとって、初となる2年連続のJ2での戦いが決定。過去にはステージ優勝や天皇杯、カップ戦でも優勝経験のある名門の今の現状について、「去年からずっと勝ちきれない、アディショナルタイムに追いつかれるというのが続いている。何かを変えなければいけないと思うが、去年から同じような感じになっている」と話しています。