スーパー高校生・落合晃&久保凛「刺激いただいた」「もっと記録出るのかな」800m日本記録保持者の二人が語るお互いの存在
高橋:落合選手はあと0.3秒、久保さんは0.93秒ですよ。1秒はないそんな距離だと思うんですけれども、そこを超えるためには何が必要ですか? 久保:世界の舞台でも経験したんですけど、その中で、どの試合も「自分のレースをする」っていう部分がやっぱり大事だと感じて。世界の決勝では全然自分のレースをすることができずに、何もできずに終わってしまったっていう部分があった(U20世界陸上で6位)。2周目で落ちてしまう部分があるので、そのラストで絶対に競り負けないところを磨いていかないといけないと感じています。 落合:今年の冬に取り組もうと思っている事があって。やっぱりパワー。今月、韓国に行かせてもらって、そこでウエイトトレーニングとかも教えてもらって、今後800mをやっていく中で、すごく大切になってくるなって思いましたし、海外の選手は凄くパワフルで、スピードもあるなと感じたので、この冬場のウエイトトレーニングとかバイクのトレーニングで補って、また来シーズンパワフルな姿が見せられたらいいなと思います。 高橋:今後の目標を教えてください。 落合:標準は突破できていないんですけど、世界陸上が東京であるので絶対に出場して、そこで走るだけで終わるのではなく、入賞やメダルとかを獲れるような選手になりたいなって思います。 高橋:800mは「日本は戦えない」ってずっと言われてきた種目ですよね。そこでやっぱり自分がという思いは大きいですか? 落合:そうですね、大きいです。 久保:自分はまだ標準記録までも全然なんですけど、自国開催ということで、東京でたくさんの方に見ていただけるって部分ですごく嬉しく思う部分もあるので、必ず出場して、出場するからにはやっぱり高い目標ではあるんですけど、メダルを獲るということを意識して取り組みたいなというふうに思います。 高橋:同じ年代の選手が同じ目標に向かって進んでいるというのは、ホッとするじゃないけれども、力になるという感じになりますね。