雲上で信仰の魅力発信 富山県立山博物館、室堂周辺5施設で常設展
富山県立山博物館(立山町芦峅寺)は紅葉シーズンに合わせ、立山黒部アルペンルート・室堂の周辺施設や山小屋など5施設に、サテライト常設展を開設した。立山曼荼羅(まんだら)のタペストリーやパネル展示などを通じ、雲上で立山信仰の魅力を発信し、観光客に歴史や文化に触れてもらう。 施設はホテル立山、立山室堂山荘、立山自然保護センター、室堂ターミナル、弥陀ケ原ホテル。館外での本格的な常設展は初めてとなる。パネルは日本語と英語の表記で多言語化にも配慮した。 文化庁が昨年9月、同博物館を拠点とする観光振興計画について、県内で初めて文化観光推進法に基づく国の支援対象に認定した。サテライト常設展は同計画の一環。