タマモトリノが快勝 辻哲英調教師「イタリアンなジョッキーが頑張ってくれました」【中山3R・3歳新馬】
5日の中山3R・3歳新馬戦(ダート1800メートル)は、ルヴァンスレーヴ産駒で大野騎乗の5番人気タマモトリノ(牡・辻)が1馬身3/4差で快勝した。好スタートから2番手を追走。途中でまくってくる馬もいたが、リズムを崩すことなくスムーズに直線を向くと、最後は前を走る1番人気ホウオウサムレットをかわした。勝ちタイムは1分56秒9(良)。 この日2戦2勝とした大野は「調教では時計は出ているもののズブさがあったんですが、競馬の方がスムーズでした。直線入り口で勝てる手応えがありました」と笑みを浮かべた。辻調教師は「あの体(488キロ)にしては軽い走りをしていて、期待していました。まくってくる馬もいましたが、慌てず騒がず内で脚をためながら追走できていて、イメージ通りのレース。無事に結果を出せてよかったです」。 この日1Rをピッツァナポリ、3Rをタマモトリノで制し、騎乗機会連勝中だった大野については「ナポリで、トリノ。イタリアンなジョッキーが頑張ってくれました」と笑顔を見せた。実際は埼玉県出身の鞍上だが、イタリアの地名に縁のあるスタートダッシュが決まっている。
東スポ競馬編集部