ヘリコプターによる被災支援活動を身近なものに…住民が空から豪雨被災地を見る搭乗体験【岡山・倉敷市】
2024年1月の能登半島地震でヘリコプターで物資を運ぶなど支援活動を行った岡山市の航空運送会社が、ヘリコプターを活用した支援活動を身近に感じてもらおうと11月18日、倉敷市で試乗体験を行いました。 (中西源太記者) 「試乗体験で使われたヘリコプターです。定員は運転席を含めて7人で、約500キロの物資を積むことができます」 試乗体験を行ったのは、岡山市に本社を置く航空運送会社、匠航空です。匠航空は2024年1月の能登半島地震で孤立した集落へヘリコプターで出向き、支援物資を届けたり残された被災者を移動させるなど支援活動を行いました。 試乗体験はこうしたヘリコプターを活用した支援活動を身近に感じてもらおうと、匠航空が今回初めて行ったものです。 試乗したのは倉敷市船穂町の住民らで西日本豪雨の被災地などを上空から眺めながらヘリコプターの実用性や安全性を確認しました。 (地域の人は…) 「最初不安だったが、乗ると落ち着いた」 「緊急時や高齢者が身動きの取れない場合はヘリコプターの利用が大事」 (匠航空 鳥井良輔顧問) 「実際に(ヘリコプターで)飛び、その姿を見てもらい、地域の住民の皆さんに乗ってもらい、自分のまちを上から見る活動を進めていきたい」 匠航空は今後もこうした活動を積極的に行い、地域住民の防災意識を高めたいとしています。
岡山放送