川上麻衣子が「男女の友情は成立する」と確信した志村けんとの関係を語る 一時は同じマンションに住みお互いの家を行き来、番組収録をかねて旅行も
男女の友情は成立すると確信
当然、プライベートの話もした。 「私が新婚当時、志村さんが“ぼくは女性とつきあっても玄関の外に信号機をつけて、家に入らないでほしいときは赤信号にする”と言ったので、“そんなの意味わかんない!”と大げんか(笑い)。でもだんだん後になって、それもありかなって思いました。 逆に私が離婚するときに落ち込んでグダグダしていたら、“離婚するならする、しないならしないで愚痴を言うな”と活を入れられた。川上麻衣子という仕事を持つひとりの女性の芯が崩れたら絶対ダメで、恋愛でウダウダ悩んでも仕方がないとも言われました」 最も深く交遊したのは1990年代から2000年代にかけて。そのつきあいを通じて「男女の友情は成立する」と確信した。 「本当にこの人は親友だと思ったし、男でも女でも親友と呼べるんだなって強く感じました。すごく強い影響を受けた人なので、またいつか会ったら、みんなで笑いたいと思います」 いつかまた志村さんに会えると信じているが、「嫉妬」もしていると空を仰ぐ。 「まだ亡くなったことを実感できていないのですが、十八代目中村勘三郎さん(享年57)、立川談志さん(享年75)、竜ちゃん、かずみちゃんと、志村さんと仲がよかった人たちはみんな向こうにいっちゃった。 いまは向こうの方が賑やかで笑いが絶えず楽しそうで、ちょっと嫉妬していますよ。“まだあいつ、こっちに来られないだろう”と言われていそうで、ちょっと恨めしいですね」 ◆俳優・ガラスデザイナー:川上麻衣子 1966年、スウェーデン生まれ。1980年、ドラマ『絆』(NHK)でデビュー。俳優業のほか、ガラスデザイナーや一般社団法人「ねこと今日」の代表理事を務めるなど、さまざまな分野で活躍。 文/池田道大 取材/小山内麗香、平田淳、伏見友里 ※女性セブン2024年12月19日号
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