<センバツ>広陵・中井監督「緊張感もって戦う」 東邦・森田監督「見応えのある試合に」 V経験持つ伝統校対決
第91回選抜高校野球大会第8日(30日)の第1試合の2回戦で、広陵(広島)と東邦(愛知)が8強入りを懸けて対戦する。ともにセンバツ優勝経験を持つ伝統の強豪校。広陵の中井哲之監督(56)と東邦の森田泰弘監督(59)に意気込みを聞いた。【隈元悠太、高井瞳】 【写真で見る、東邦1回戦の戦いぶり】大阪桐蔭が友情応援 ――初戦で広陵は八戸学院光星(青森)、東邦は富岡西(徳島)との接戦を制した。チームの状態は。 中井監督:初戦をなんとか突破し、まず肩の荷が下りた。リラックスしつつも、次戦を見据えている。 森田監督:順調だ。選手たちは1回戦で甲子園の雰囲気も分かったようなので、次はほどよい緊張感で臨めるはずだ。 ――相手チームの印象は。 中井監督:投打とも洗練された名門校のイメージ。緊張感をもって戦いたい。 森田監督:投手を中心に守備力が高い。河野佳、石原勇輝両投手(ともに3年)は出場校でもトップクラスの力がある。 ――どう攻略するか。 中井監督:相手エースの石川昂弥(たかや)主将(3年)は強い球を投げ、打撃も良く注目している。相手も河野のことは対策してくるはずで、こちらは石原、森勝哉(3年)の両投手が鍵だ。 森田監督:河野投手を打ち崩せるか、打線が鍵になる。1番の松井涼太(3年)、調子の良い2番・吉納翼(2年)、中軸の石川、熊田任洋(3年)に期待したい。 ――望ましい試合展開は。 中井監督:先取点を挙げ、勢い付くことが理想だがそうはいかない。失策をしてもカバーし合えるよう笑顔で次戦を乗り切る。 森田監督:序盤からリードされないようにしたい。相手は簡単に点を奪える投手ではないのでしっかり守っていきたい。 ――試合へ意気込みを。 中井監督:一戦必勝。甲子園の1勝は非常に難しい。一つ一つの球に集中したい。 森田監督:伝統校同士の戦いになる。見応えのある試合にしたいと思う。