「いつからこんなになったんだろう」巨人・阿部監督も嘆き 遊ゴロ併殺のはずが…鬼門マツダの呪いか
◆JERA セ・リーグ 広島9-3巨人(19日・マツダスタジアム) 巨人が鬼門のマツダで広島に同一カード3連敗を喫した。3ー9という大差のゲームとなったが、勝敗の流れを大きく左右した、ジャイアンツにとっては不運な打球があった。 【写真】4回に2点を失った井上温大 このイニングが勝負の分かれ目だった… 4回無死一塁、末包の遊撃へのゴロにショート泉口友汰内野手が追いつき、ゲッツーになるかと思われた。だが、芝生と土の間で急に大きくイレギュラーバウンドした打球は、泉口を越えて中前へ転がった。2死走者なしとなるはずが一転、無死一、二塁に。結局、井上がこの回に2点を失い、ジャイアンツの負けムードが濃くなった。 「なんとかしようと思ってみんな、やってるんだけどね。なんでかな、ゲッツーになりそうなのがカーンっと跳ねたりね。なんか不思議だなと思いながら見てて、いつからこんなになったんだろうと思って」と阿部監督も首を傾げた。初回の攻防で3ー4と逆転されたが、井上が2&3回を3者凡退に抑え、次の1点次第では再び巨人に流れが傾いてもおかしくなかった。そんな中、野球の神様のいたずらか、マツダの呪いか…。末包の打球のたったワンバウンドが、試合の流れを大きく左右した。 これでマツダでは今季4敗2分け。「まあ打開策は一個まず勝つしかないからな。次(マツダで)7月にあるし、その前にも東京ドームで。東京ドームで負けなきゃいい。それだけだよ」と指揮官。交流戦を挟み、次に広島と対戦するのは6月28~30日(東京ドーム)。マツダでは7月9&10日に2連戦が予定されている。
報知新聞社