栃木の養豚場で豚熱確認 約1万6千頭を処分へ
栃木県は26日、同県那須塩原市の養豚場で豚熱(CSF)の感染が確認されたと発表した。県は同日、飼育する約1万6千頭の殺処分を開始し、防疫措置を急ぐ方針。 県によると、24日に養豚場から豚熱疑いの通報があり、県が25日、立ち入り検査を実施。検査で陽性となり、26日に国の精密検査で感染が確定した。 県は、この農場と関連する農場2カ所について外への移動を制限。県内の養豚場ではワクチン接種を済ませており、移動や搬出の制限区域は設定しない。 福田富一知事は、殺処分など防疫措置に要する経費として、15億円の補正予算を専決処分した。