強盗容疑でベトナム国籍の男5人を逮捕 被害の男性は死亡、関連捜査
千葉県八千代市で2月、知人男性宅に侵入し、男性を暴行して現金を強奪したとして、千葉県警が13日、20~30代のベトナム国籍の男5人を強盗容疑で逮捕したことが、捜査関係者への取材で分かった。 【写真】死なせた女性は「人違い」 男が語った後悔と涙「人生の岐路は中1」 被害者は、ベトナム国籍のブィ・クォン・トゥンさん(当時29)で、2月7日、同県大多喜町の林道脇で全焼した車の中から遺体で見つかった。県警は、トゥンさんが死亡した経緯についても5人が知っている可能性があるとみている。 捜査関係者によると、5人は同月5日、八千代市内のトゥンさん宅に台所ガラスを割るなどして侵入し、トゥンさんを脅して殴るなどの暴行を加えて現金などを奪った疑いがある。 5人はトゥンさんの元仕事仲間らで、トゥンさんとの間に数百万円の金銭トラブルがあったとみられる。暴行後にトゥンさんを自宅から連れ去った疑いもあるという。 捜査1課によると、トゥンさんの遺体は2月7日午前9時半ごろ、大多喜町大田代の林道脇の斜面にあった、全焼した軽乗用車の後部座席から見つかった。司法解剖の結果、遺体は複数の骨が折れ、死後数日が経過していることが判明。県警は勝浦署と八千代署に合同特別捜査班を設置し、死体遺棄事件として捜査を進めていた。(杉江隼)
朝日新聞社