荒木優奈が完全Vでプロ初優勝 ゴルフ大国・熊本出身の実力者が新人戦で完全V 永田加奈恵が2位
「女子ゴルフ・新人戦・加賀電子カップ・最終日」(6日、グレートアイランドC=パー72) 2位と3打差の首位から出た荒木優奈(19)=Skyー=が6バーディー、5ボギーの71をマーク。通算12アンダーで初日から首位を守り、完全優勝でプロ初勝利を飾った。優勝賞金270万円を獲得した。 荒木は永久シード保持者の不動裕理や上田桃子、平瀬真由美、古閑美保、竹田麗央と賞金女王(竹田は年間女王)を輩出した“ゴルフ大国”の熊本県出身。父の影響で4歳からゴルフを始めると、高校は宮崎県の日章学園高に進学。同級生に昨年プロテスト合格の菅楓華がいる。 2022年から2年間ナショナルチームに所属し、同年の日本ジュニアで優勝。23年はオーストラリアン・マスター・オブ・アマチュア選手権で優勝するなど国際大会でも活躍していたが、初受験だった同年のプロテストは不合格だった。 今年は地元・熊本のゴルフ場でキャディーのアルバイトなどを経験しながら腕を磨き、アマチュアで出場したレギュラーツアーでは資生堂レディース10位、大東建託いい部屋ネット・レディース9位とトップ10入りも2回を数えた。11月の大洗GCで行われた最終プロテストは4位で、2度目の受験で悲願の合格を果たしていた。 10アンダーの2位に永田加奈恵、8アンダーの3位に大久保柚季、7アンダーの4位に六車日那乃が続いている。