パナソニックから上り坂での必須機能「押し歩き機能」搭載の幼児2人同乗用電動アシスト自転車が登場
初心者でも使いやすい簡単操作と安全設計がポイント
●操作方法 押し歩きモードは3ステップで簡単に操作が可能だ。電源が入っている状態で、サドルの押し歩き用レバーを上にあげてサドルを引き上げ、手元スイッチの押し歩きボタンを押し続けると、モーターがアシストしてくれるようになる。押し歩きモード使用後は、サドルの押し歩き用レバーを上にあげてサドルを押し下げた状態にもどすことで、通常の走行モードに復帰することが可能だ。 押し歩きボタンは指が届きやすい場所に配置しており、ハンドルを握ったままでも押しやすいように配慮されている。押し歩きモードは、押し歩く速度や、上り坂・荷物の有無などの条件をセンサーで検知し、押し歩きのアシスト力を自動調整するシステムを搭載しているが、自分でアシスト切替ボタンを押すと、2段階で押し歩きアシスト速度を調整することも可能になっている。 ●坂道でも安心なずり下がり抑制機能を備える 前述のとおり、サドルの状態を検知するサドル傾斜センサーが内蔵され、サドルが引き上げ状態の時のみ、押し歩き機能が作動する「押し歩き時は乗車できない機構」にすることで、安全を確保している。また、サドルを引き上げ・押し下げする際、子供が誤ってサドル部に指を挟まないようにするため、サドル可動部が樹脂カバーで覆われているため安心だ。 さらに、上り坂での押し歩き中に押し歩きボタンから指が離れてしまっても、約10秒間自転車が勢いよくずり下がることを抑制してくれる「ずり下がり抑制機能」が備わっている点も嬉しいポイントと言えるだろう。 ●カラー展開と価格情報 気になるカラー展開は派生元の「ギュット・アニーズ・DX」と同様に、「マットジェットブラック(艶消し)」、「ホワイトグレー」、「マットダークオリーブ(艶消し)」、「バーガンディ」、「マットシャインネイビー(艶消し)」の全5色をラインナップする。 価格は派生元モデル「ギュット・アニーズ・DX」の17万5000円に8000円追加した18万3000円に設定されているが、坂道やスロープなどの傾斜が多い地域にお住まいの方であれば、日常使いの利便性が大きく変わり簡単にペイできる程度の金額差と言えるため、自分のニーズに合わせて最適なモデルを選択したい。 【主要諸元 ギュット・アニーズ・DX・押し歩き】 ・全長×全幅:1785×580mm ・重量:32.8kg ・耐荷重:95kg ・変速機:内装3段 ・バッテリー:リチウムイオン(25.2V・16Ah) ・モーター:250W ・航続距離:50km~86km ・充電時間:5時間 ・タイヤサイズ:20インチ ・本体価格:18万3000円