FCCL、再び約634(ムサシ)gを実現した「FMV Zero」が登場! 「AI PC」もラインアップ
富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は10月18日から、ノートPC「FMV」の新製品として、「UH」シリーズで世界最軽量となる約634gを実現した「FMV Zero」などWEB MART限定5シリーズ10機種と、16インチワイドの大画面液晶を搭載しつつ薄型・軽量を実現したドライブレスノートPC「PH」シリーズを新たにラインアップに加えたほか、スタンダードモデルの「AH」シリーズ、カジュアルモバイルの「MH」シリーズなど店頭モデル4シリーズ9機種の提供を開始した。価格はいずれもオープン。 ●コンマ数グラム単位で見直した技術者の執念 今回、発表した店頭モデルノートPCのラインアップは、「UH」「PH」「AH」「MH」の4シリーズ。このうちタフで省電力の「UH」シリーズのうちの一つとなるWEB MART限定モデルの「FMV Zero」は約634gの世界最軽量モバイルPCを実現した。 「FMV Zero」(WU5/J3)は、14インチワイド液晶ディスプレイ搭載ながら、液晶パネル、バッテリ、パームレストカバー素材を軽量化するとともに、ヒートパイプの短縮や各種部材の形状を見直した。部品1点1点をコンマ数グラム単位で軽量化することによって、世界最軽量の重さ約634gを実現した。 実は約634gは2020年に実現した後、サイズアップしながらも22年に13.3インチで実現していたが、23年に14インチにサイズアップしたことで約689gになっていた。今回、14インチの「FMV Zero」で再び約634gを奪還した形となる。まさに世界最軽量に徹底してこだわるFCCLの技術者魂が感じられる。 デザインでは、装置のカラーからロゴにいたるまですべてを黒一色にまとめたミニマルで上質なシルエットを実現。またプリインストールアプリはセキュリティとハードウェアの維持に必要なものだけを厳選して、無駄のないミニマルな構成にすることで日々のパフォーマンスを最大限に発揮できる。 CPUには、AI処理に特化したNPU搭載のインテルCore Ultraを採用し、64GBのメモリを搭載したモデルも選べる。また、OSはWindows 11 Homeが標準搭載で、Windows 11 Proも選べる。 ●仕事や学業、趣味を徹底サポートする「UHシリーズ」 「FMV UH」シリーズでは、14インチワイド液晶ディスプレイを搭載しつつ軽量さも追求し、従来機種(約689g)よりもさらに軽量な重さ約675gを実現した「UH-X/J3」を用意。仕事や学業、趣味を場所やバッテリ時間にとらわれることなく堪能したい人向けの軽量モバイルとなる。 米軍MIL規格準拠とFMVオリジナルの過酷なテストをクリアしているので、安心して日常的に使える。なおかつ、使いやすさを追求した豊富なインターフェースも手を緩めていない。UH-Xのカラーはピクトブラックのみ。 また、最長約30時間の長時間バッテリ駆動を実現した「UH90/J3」も用意。カラーはピクトブラック、フロストグレー、シルバーホワイトの3色展開だ。そのほか、より高速な無線LAN利用を可能にするWi-Fi 7に対応するとともに「Dolby Atmos」を搭載する。 ●ドライブレスで薄型・軽量16.0型の「PHシリーズ」も新登場! 「FMV PH」シリーズは、16インチワイド液晶ディスプレイ搭載にもかかわらず、19.7mmの極薄サイズと約1.68kgの軽量さを実現したドラブレスノートPC。薄型・軽量なので家の中での移動も容易で、高い質感のアルミ素材を使用した本体は、米軍MIL規格に準拠しているので落下や衝撃に耐える堅牢性を備えている。 本体には500万画素の高解像度ウェブカメラや、豊富なインターフェースを搭載し、約1時間の充電で約80%の急速充電に対応するほか、ユーザー自身でのバッテリ交換にも対応している。 ●「AHシリーズ」はオールマイティなスタンダードモデル 「FMV AH」シリーズは、液晶ディスプレイのサイズをこれまでの15.6インチから、同等の本体幅で16インチワイドにサイズアップした。 高輝度な液晶パネルは、アスペクト比16:10でWUXGA(解像度1920×1200)に対応し、明るい室内でも見やすく、縦に長く表示できるなど、ウェブ閲覧や書類作成時などの快適さを高めている。 いずれのモデルも豊富なインターフェースを備えており、「AH77/J3」では32GBの大容量メモリを搭載する。さらに、「AH77/J3」「AH53/J3」ではマウスのクリック音を静音化した。 なお、ファインシルバー、ベージュゴールド、ブライトブラックの3色展開は「AH53/J3」と「AH50/J3」のみとなる。 あわせて、FCCLの公式オンラインショップである「WEB MART」では、ユーザーが用途に合わせてメモリやストレージの容量といったスペックを選んでオーダー可能なカスタムメイドモデルを販売する。 ●ちょうどいいカジュアルモバイルの「MHシリーズ」 ちょうどいいカジュアルモバイルとして学生からも人気の「FMV MH」シリーズは14インチで16:10のWUXGA液晶ディスプレイの狭額縁デザインが特徴。FHDカメラや顔認証、カメラシャッターも搭載する。 カラーはベージュゴールドとファインシルバーの2色展開となる。 ●Windows 11への乗り換えキャンペーン そのほか、2025年10月14日にWindows 10のサポート期間が終了することから、富士通のPC出張サービス「PC家庭教師」では、Windows 11への乗り換えを応援するキャンペーン「Windows 10 サポート終了!パソコン乗換応援!」も行っている。 同キャンペーンでは、通常のセットアップ作業に加えて古いPCからデータを移行する「データ移行(5GB)」と、万が一のOSトラブルに対応可能な「回復ドライブ作成(USBメモリ込み)」を実施する「Windows 10専用引越しパック」を、通常メニューの合計価格から5500円オフで提供する。 「Windows 10専用引越しパック」の利用に加えて、「FMV プレミアムサービス」への加入でセットアップ料金が20%オフ、1000円のキャッシュバックによって、最大で7720円オフとなる。 また、FMVのサイトではWindows 10のサポート終了について、動画などでわかりやすく説明したり、自分のOSが何かを判定したりできる特設サイトを公開している。