服を着たままの犬や猫の遺体が《100匹以上山積み》に…埼玉県のペット葬儀業者が隠していた「ヤバすぎる現場」
山林に大量のペットの遺体が…
そして反対運動を展開する周辺住民は、炉の使用差し止めを求めた仮処分を東京地裁に申請した。 人間じゃない、犬猫用なんだからいいじゃないか。そんなことを思う方もいるかもしれないが、関係者からすればそうもいかない。 この問題の火葬場の隣には高齢者介護施設があり、煙による健康被害の問題が指摘された。専門家の調査結果によると、環境基準値を超える硫黄酸化物などが排出され、健康被害が出る可能性があるらしい。 結局、これを受けて東京地裁は住民側の申し立てを認め、火葬炉の使用禁止を下した。 ペット供養問題を扱ってきたが、最後に供養とは名ばかりの、悪徳ペット業者によるひどい事例を紹介したい。 平成22年(2010)3月、埼玉県飯能(はんのう)市にある車道沿いの山林で、動物の死骸が大量に遺棄されているのが見つかった。 捜査の結果、動物たちは100匹以上の犬と猫だった。犬のなかには純血種もいたほか、洋服を着せられたり、おむつをつけたりしていた子もいたため、ペットだったことがわかった。 しかし、個体識別用のマイクロチップや首輪はまったく見つからなかった。おそらく証拠隠滅のために外されたのだろう。 また、犬の遺体に金の折り鶴が添えられていたことから、ペット葬儀業者が不法投棄した可能性が指摘された。 警察による捜査の結果、ついに犯人がつかまった。 つづく記事〈100匹以上のペットの遺体をゴミのように捨て続け…埼玉県のペット葬儀業者が飼い主についていた「おぞましい嘘」〉では、犯人の驚きの正体と非道な手口が明らかになります。
下駄 華緒(元火葬場・葬儀屋職員)