アウトドアウエアにストリートの解釈を加えて誕生した「MARMOT CAPITAL(マーモット キャピタル)」の新たな世界観
アメリカ軍のECWCS(エクワックス)システムを取り入れたコレクション
MARMOT CAPITALはECWCS(エクワックス)[1]というアメリカ軍のレイヤリング(重ね着)システムを取り入れたコレクションになっていて、ロングスリーブTシャツや、スウェットシャツからはじまり、軽いものから段階的にヘヴィーアウターまでレベル分けされ、レイヤリングによって防寒性が高くなる内容になっている。
さらにもうひとつのキーワードとして、“Back to Basic(バック トゥ ベーシック)”という1970年代、1980年代、1990年代、2000年代のアーカイブから、菊乃氏がピックアップしたアイテムをリファレンスしたものがラインナップされている。
Marmotの名品「MAMMOTH DOWN(マンモス ダウン)」をリ・デザインし、今シーズンのアイコニックなアイテムに
ここで2024AWのアイテムをいくつかピックアップして見ていこう。最初にLEVEL6と設定したレイヤリングで一番レベルが高いヘヴィーアウターから紹介したい。
1980年代に登場したMarmotのアイコニックなダウン「MAMMOTH DOWN(マンモス ダウン)」をベースに、丈を大胆に短くリ・デザインした「WINDSTOPPER LIGHT MAMMOTH JACKET(ウィンドストッパー ライト マンモス ジャケット)」というアイテムで、より軽快にタウンユースとして映えるようなデザインになっている。着丈の短さもさることながら、独特な色展開も特徴的だ。
生地は“GORE-TEX WINDSTOPPER(ゴア テックス ウィンドストッパー)”というメンブレン[2]を貼り合わせた2層素材で、高い防風性、優れた透湿性と耐水性を備えている。 ダウンは750フィルパワー[3]のものを用い、アウトドアでも充分に暖かさと快適さを保つものに仕上がっている。
手ぶらで出かけられるほど機能的なポケットを搭載したシェル
次にもう一段階レイヤリングのレベルを低くしたLEVEL5のシェルを紹介したい。
“CITIFIED(シティファイド)”シェル シリーズといい、近年のMarmotアーカイブをベースに新たにデザインした「WINDSTOPPER CITIFIED UTILITY JACKET(ウィンドストッパー シティファイド ユーティリティ ジャケット)」というアイテム。