アウトドアウエアにストリートの解釈を加えて誕生した「MARMOT CAPITAL(マーモット キャピタル)」の新たな世界観
アメリカ、カリフォルニア州生まれの「Marmot(マーモット)」。50年を超える歴史を持ち、日本でも多くの人に愛用されているアウトドアブランドだ。そんなMarmotから、まったく新しいコンセプトで昨年誕生した新ブランド「MARMOT CAPITAL(マーモット キャピタル)」を紹介したい。 ブランド誕生秘話から、2024年AWの新作まで、MARMOT CAPITALの魅力に迫っていこう。
Marmotのルーツはアルピニストに向けたギア作り
Marmotは1974年にカリフォルニア州でスタートし、現在に至るまで、そこから世界に向けて展開されているアウトドアブランドだ。 Marmotのルーツは学生の山岳部向けに作った寝袋などのギアを作ったところからはじまり、1976年には、どのアウトドアブランドよりも早くGORE-TEX素材を取り入れたことでも知られている。 現在では規模も大きく、豊富なジャンルのアウトドアギアを扱っており、多くのアルピニストに支持されているブランドという印象だ。
ディレクターはモデルでクリエイターの菊乃氏
Marmotのルーツに触れたところで、ここからは今回紹介するMARMOT CAPITAL誕生のお話をしていこう。
日本独自のクリエイションを取り入れたMarmotの新しいブランドを作ろうと、新たなプロジェクトが動きはじめた。いままでのMarmotにはないものにするために、1人の人物をディレクターとして迎えた。その人物は、モデル、デザイナー、動画クリエイターなど多方面で活躍する菊乃(きくの)氏だ。 菊乃氏はモデル業はもちろん、自らが手がけるアパレルブランド「PURPLE THINGS(パープル シングス)」やYouTubeチャンネル「STAY IN BED(ステイ イン ベッド)」の運営をはじめ、ファッションやビューティーなどについての連載を受け持つなど、その活動は多岐にわたる人物だ。
“High & Low”な菊乃氏のセンス
菊乃氏の持っている“High & Low”なセンスが、MARMOT CAPITALには色濃く反映されている。ラグジュアリーからストリートまでそれぞれの良さをよく知り、それをミックスさせるバランスの素晴らしさ、色使い、素材使いなどのセンスの良さは、SNSや動画サイトの菊乃氏の普段の着こなしから見てとれる。 そんな感覚をアウトドアウエアに落とし込めば、ほかにはない面白いものができるということで、ブランドは動き出した。