バンドのEPから考察する、これからのシティポップ。
プロフィール
brkfstblend SSWのMichael Kanekoと、様々なアーティストのサポートを務めるKeity、粕谷哲司が結成した新バンド。3人が共通で好きな’70~’80年代のAORを軸にオーセンティックな音を追求。ミュージシャンからのリスペクトも厚い。
LISTEN now!
City Habits(2024、go home records) 多岐にわたり音楽活動を展開しているメンバーだからこそ、brkfstblendでは「楽しいことしかやらない」という信条らしく、肩の力が抜けた空気が素敵だ。歴史をなぞる忠実なアプローチと、そこに加える“遊び”のバランスが絶妙。AORだけでなくファンクやサザンロックのグルーブも取り入れており、サウンドの端々から深い音楽的教養が垣間見える。「nyc」といった曲では“レトロ”をとことん突き詰め、ほんのりと現代風にアップデート。 photo: Hikari Koki, text: Tsuyachan(2024年11月 931号初出)
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