パリ五輪で話題! アスリート守る「盗撮防止ユニホーム」 20年以上試行錯誤した開発者を取材
盗撮を防止するユニホームについて、教育経済学を専門とする慶應義塾大学の中室牧子教授は「そもそも、赤外線カメラを使ってアスリートの写真を盗撮しようなんて言語道断としか言いようがない、おぞましい行為だ。一方で、何の悪意もなく撮影する人も多くおり、これまでアスリート側としても防ぎようがなかった。そんな中、20年という年月をかけ、新しい技術を使って、アスリートのパフォーマンスを下げない工夫もしつつ盗撮を防止するなんて素晴らしい」と絶賛した。 近年、アスリートの盗撮が問題となっており、2023年7月に施行された撮影罪では「正当な理由なくひそかに性的な部位や下着などを撮影した場合、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が課せられる」がアスリートの盗撮は規制の対象外となっている。 これに対し、中室教授は「ある撮影が迷惑行為に該当するかどうかの判別は難しいが、ネットに卑猥な言葉と共に投稿するなど、“出口”においては悪意が明確であるため、厳しく処罰する必要がある。盗撮などの行為を行う人は本当にわずかであり、それ以外の多数はスポーツを楽しんでいる観客やファンだ。解決する方向に進んでほしい」と述べた。 (『ABEMAヒルズ』より)