綺麗好きの夫は「風呂掃除」を毎日してくれます。水道代を考えると「週に1回」でもいいのではないでしょうか?毎日掃除した方がいいですか?
お風呂掃除の頻度は家庭によって異なります。毎日行っている人もいれば、週1回や月1回の人もいるでしょう。水道代を考えると頻度が少ないほうがいいと感じるかもしれませんが、頻度を減らした際に気になるのが衛生面です。 本記事では、どのくらいの頻度でお風呂掃除を行っている人が多いか紹介するとともに、お風呂掃除の頻度を減らした際に節約できる水道代や、水道代を抑えて掃除を行うためのポイントを紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
お風呂掃除の頻度
株式会社AlbaLinkが行った「お風呂掃除についてのアンケート」によるお風呂掃除の頻度の割合を表1にまとめました。 表1
出典:株式会社AlbaLink「お風呂掃除についてのアンケート」より筆者作成 お風呂掃除を毎日している人が半数以上いることが分かりました。身体を清潔にするための場所である浴室は、毎日掃除してきれいにたもちたいと考える人が多いようです。
お風呂掃除は毎日するのがおすすめ
お風呂掃除は毎日するのがおすすめです。浴室はお湯を大量に使うため、高温多湿になりやすい場所です。また、浴室に汚れやあかが残っていると、カビや雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。毎日掃除すれば、カビや雑菌が繁殖しにくい清潔な空間を維持できるでしょう。
仮にお風呂掃除を毎日から週1回に減らして節約できる水道代はどれくらい?
水1リットルあたりの単価を0.24円、シャワー1分間あたりの水量を約12リットル、1回の掃除でシャワーを10分間使用した場合の水道代を計算していきます。 12リットル×10分=120リットル 120リットル×0.24円=28.8円 上記の条件だと、1回のお風呂掃除でかかる水道代は、およそ28.8円です。毎日お風呂掃除をすると1ヶ月(30日)で約864円、年間で約1万368円の費用が発生することが分かります。お風呂掃除の頻度を週1回に減らすと、1ヶ月(4週)で約115円、年間で約1382円と、大幅な節約ができるでしょう。
水道代を節約しながらお風呂掃除をするポイント
ここでは、水道代を節約しながらお風呂掃除するポイントを紹介します。 ■お風呂の残り湯を掃除に利用する 東京水道局では、お風呂上がりの浴槽の残り湯が約180リットルの場合、洗濯や掃除などに再利用することで約90リットルの節約ができるとしています。90リットルの残り湯で掃除をすれば、1回あたり約22円の節約につながります。 また、温かい残り湯を使えば汚れが落ちやすいのもメリットです。ただし、長時間放置した残り湯には雑菌が繁殖している可能性があるため、前日の残り湯で掃除するのは避けたほうがいいでしょう。 ■節水シャワーヘッドを利用する お風呂掃除の際に水道代を節約するなら、節水シャワーヘッドへの取り換えがおすすめです。多くの節水シャワーヘッドは、シャワーヘッドの穴を小さくしたり、穴の方向に工夫を凝らしたりして、少ない水量で快適に利用できるよう設計されています。そのため、一般的なシャワーヘッドと同じ時間使用した場合、水道代が安く済みます。 また、シャワーヘッドを変えれば、入浴時の水道代とガス代を節約できることもうれしいポイントといえるでしょう。 ■掃除中に水をこまめに止める お風呂掃除中に節水するなら、水を流しっぱなしにしないよう注意しましょう。汚れを流すタイミング以外でも、水を出しっぱなしにしてしまうと、その分水道代がかさんでしまいます。また、お湯を使って掃除すればガス代もかかります。汚れを流すとき以外はこまめに水を止めて、使用時間を短くしましょう。
お風呂掃除を毎日するならちょっとした節水を心がけよう
お風呂掃除を毎日から週1回にすると、年間で9000円程度の節約につながります。ただし、アンケート結果からも分かるように、お風呂掃除を毎日している人は半数以上おり、衛生面を考えるとお風呂掃除は毎日したほうがいいと考えられます。なお、節約のためには、シャワーの使い方を工夫することがおすすめです。 出典 株式会社AlbaLink 【お風呂掃除は毎日する?】男女500人アンケート調査 東京都水道局 くらしと水道 水の上手な使い方 ふろ水の再利用で90リットルの節水 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部