2000年に内野手としてヤクルトでプレーしたロブロ。現在はダイヤモンドバックスの指揮官を務めており、オールスターではナ・リーグを率いた。(C)Getty Images

　現地7月16日に行なわれたMLBオールスターは、ア・リーグが5対3でナ・リーグに勝利した。球宴から一夜明け、ナ・リーグを率いたアリゾナ・ダイヤモンドバックスのトレイ・ロブロ監督が米ポッドキャスト番組『The Dan Patrick Show』に出演し、オールスターでの大谷翔平に感銘を受けたと語った。 【動画】大谷夫妻や、話題のスキーンズ彼女の登場したレッドカーペットをチェック！ 「本当に素晴らしい人間です」。ロブロ監督は、大谷が優れた野球選手にとどまらず、人間的にも素晴らしいと惜しみなく語った。さらに大谷のオーラに魅了されたという。その存在感は穏やかで謙虚な振る舞いから生まれるものだと指摘した。 「ベンチで彼の隣に座ったんだ。普通の子供と変わらないような感じだったね。でも、存在感はすごかった。いつもは敵として戦っているから、フィールドの向こう側のベンチにいるオオタニを見ていた。ダイヤモンドバックス戦でも本塁打を打ったけど、オールスターではベースを回った後に、同じベンチに戻って来た。ハイタッチできてうれしかったね。そういえば同じチームなんだ、と思ったよ」 　試合はナ・リーグが敗戦。しかしロブロ監督にとって有意義な時間だったという。 「オオタニと少しの時間を過ごした。私たちは笑いあった。彼は質の高い人間で、選手としても素晴らしい。そういった選手と同じ時間を過ごせるのが、オールスターの一番のいいところだ。最高の選手が一度に同じ空間にいるんだからね」 　監督として大谷を「2番・DH」で起用し、本塁打の後にハイタッチ。2000年にヤクルト・スワローズに在籍するなど日本と縁のある指揮官も、オールスターを存分に楽しんだようだ。 構成●THE DIGEST編集部