ガンバ大阪ユースFW9安藤陸登

　高円宮杯U-18サッカーリーグ2024プレミアリーグプレーオフ（参入戦）の1回戦が12月6日に開催され、高川学園（山口）と対戦したガンバ大阪ユース（大阪）が2-1で勝利し、プレミア昇格に王手をかけた。 【フォトギャラリー】ガンバ大阪ユース vs 高川学園 　プリンスリーグ関西1部を制し、2年ぶりのプレミア復帰を狙うガンバ大阪ユースは、前半から積極的な攻撃を展開。試合開始早々、最終ラインからのロングボールに抜け出したMF8森田将光（3年）がシュートを放つも、相手GKに阻まれる。続く22分には左サイドからのアーリークロスに森田が飛び込み頭で合わせ、決定機を作り出す 　一方、初めてプレミアプレーオフを戦う高川学園は、前線から強度の高い守備と運動量でガンバ大阪ユースを苦しめる。25分には中盤で厳しい守備からボールを奪い、ゴール前にボールを運ぶと、FW10大森風牙（2年）が頭で合わせるも、惜しくも枠外に外れてしまう。高川学園はその後も細かなパスワークを織り交ぜてガンバ大阪ユースの守備を揺さぶり、チャンスを作り出すが得点には至らず。 　そんななか、スコアを動かしたのはガンバ大阪ユースだった。32分、DF3加地莉比斗（3年）がワンツーで持ち上がり、スルーパスを通すと、FW9安藤陸登（3年）が冷静にゴールを沈め先制に成功し試合を折り返す。 　1点ビハインドの高川学園は50分、中央からのパスを受けたMF27松木汰駈斗（3年）が、GKとDFラインの間にグラウンダーのパスを送り、そこに2人の選手が飛び込むが、ガンバ大阪ユースのDFがギリギリでクリア。そこで得たCKをショートコーナーでワンテンポ、タイミングをずらして、ボールを中に上げると、DF26吉岡翼（3年）が 頭で合わせてゴールに突き刺し、試合を振り出しに戻した。 　逆転を狙う高川学園は、その後もゴール前で決定的なチャンスを作るが、守護神GK21荒木琉偉（2年）が好セーブを連発し、ゴールを許さない。荒木のファインセーブに助けられたガンバ大阪ユースは、73分に再び試合を動かす。加地がDFラインの間を抜けるパスを通すと、走り込んだ安藤がGKとの1対1を冷静にふわりと浮かせ、ゴールネットを揺らす。安藤の2ゴールの活躍でガンバ大阪ユースが2-1で勝利し、プレミア昇格に王手をかけた。 　なおガンバ大阪ユースは8日に、1年でのプレミアリーグ復帰を目指すプリンスリーグ関東1部2位の横浜F・マリノスユース(神奈川)とプレミア昇格をかけて戦う。　 (文・写真＝古部亮)