「華族の末裔で有名人の知人も多い」50歳夫の出自に惹かれた40歳妻が抱いた「疑惑」
2024年4月15日、警察庁は新入社員に向け「有名人なりすまし広告(SNS型投資詐欺)」を防ぐイベントを開催。2023年で少なくとも210件にのぼり、被害総額が約38億円だったという。 【マンガを読む】「結婚するほどじゃない女」?29歳契約社員直面したアプリ婚活 「有名人なりすまし広告」とは、衣料品通販大手のZOZO創業者の前沢友作氏や、実業家の堀江貴文氏など著名人になりすましたアカウントを作成し、投資などを呼びかけて詐欺行為を行う犯罪だ。被害者は著名人を本人だと思い込んでいるので、多額の金を出してしまう。中には1億4000万円を送金してしまった被害者もいるという。 確かにFacebookやInstagramを見ると、著名人を語る投資セミナーの広告は多い。経済評論家や芸能人など「この人がそう言うなら、投資してみよう」と思わせる人選がされている。しかし、それらのアカウントの運営者は別人の犯罪者なのだ。 4月10日、前沢氏、堀江氏は自民党デジタル社会推進本部などの合同勉強会に出席し、被害の実態を説明。投資詐欺広告への規制強化を求めた。さらに、投資詐欺広告の横行が放置されているとして、FacebookなどのSNSを運営する米メタ社を提訴すると発表する。 有名人になりすました広告も含め、近年特殊詐欺は増加の一途をたどっている。警視庁は24年4月から、「特殊詐欺対策本部」を発足し、迅速な対応と捜査の強化を狙う。 キャリア10年以上、3000件以上の調査実績がある私立探偵・山村佳子さんは「有名人と知り合いだと言うから、交際や結婚をしたのに、実態は違うようだという疑問から、調査依頼する人が増えています」と語る。彼女は浮気調査に定評がある「リッツ横浜探偵社」の代表だ。 山村さんに依頼がくる相談の多くは「時代」を反映している。同じような悩みを抱える方々への問題解決のヒントも多くあるはずだ。個人が特定されないように配慮をしながら、家族の問題を浮き上がらせる連載「探偵が見た家族の連載」、今回山村さんのところに相談に来たのは、大手通信関連会社に勤務する優里さん(40歳)。「セレブ婚をしたつもりなのですが、どうも違うようなんです」と語る彼女に一体何があったのだろうか……。 ---------- 山村佳子 私立探偵、夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定 メンタル心理アドバイザー JADP認定 夫婦カウンセラー。神奈川県横浜市で生まれ育つ。フェリス女学院大学在学中から、探偵の仕事を開始。卒業後は化粧品メーカーなどに勤務。2013年に5年間の修行を経て、リッツ横浜探偵社を設立。豊富な調査とカウンセリング経験を持つ探偵として注目を集める。テレビやWEB連載など様々なメディアで活躍している。 リッツ横浜探偵社:https://ritztantei.com/ ----------