「自分でなんとかする子」を育てるコツは? 親が気を付けるべき5つのこと
何かあった時、子ども自身が自分で考え、なんとかする……そんな「自力」を育てるために、親がこころがけたい事とは? 【マンガ】集中力が高い子ほど、乳幼児期に体験している「フロー状態」とは? そうじを通じ、子どもの力を伸ばす「そうじ力」を提唱する舛田光洋さん。舛田さんによる「子どもの自力を育てる法則5箇条」を、『賢い子の「そうじ力」 そうじで身につく集中力、思考力、判断力』より抜粋してご紹介します。 ※本稿は、舛田光洋,宮本さおり著 『賢い子の「そうじ力」 そうじで身につく集中力、思考力、判断力』(日本実業出版社)から一部抜粋・編集したものです
子どもの自力を育てる法則5箇条
賢い子の「そうじ力」では、親が子どもと一緒に、そうじを通して子どもの成長も促していくのがポイントです。 「そうじ力」で養える力には、情報整理力や集中力、判断力といったものがあるのですが、他にも自分でなんとかできる力、「自力」を養うことも目的にしています。これには少し親側のテクニックが必要です。
1つ目は、親が口で言うだけにしない、です。
「そうじしなさい」と言われただけでは子どもは何をどうしていいのかがわかりません。曖昧な指示ではなく具体的にわかりやすく伝えてください。 よく「ちゃんとしなさい」とお子さんに声をかける親御さんがいますが、この「ちゃんと」がどういうことなのかが理解できないのです。 ですから、はじめは必ず親御さんも一緒にそうじに取り組んで欲しいのです。
2つ目は、子どもの言葉に耳を傾ける、です。
先ほども伝えたように、部屋は心の鏡、バロメーターです。いきなり「汚い!」と叱ったのでは子どものやる気は起こりません。 「最近、部屋が汚いけど、疲れているの?」 「お休みの日もサッカーで忙しいよね」 など、その子の生活の現状を知り、理解するための言葉かけをしてあげてください
3つ目は、ある程度子どもに任せる です。
私がやったほうが早い! と、ついつい親御さんが全てをやってしまうケースがあります。これだといつまでたっても子どもは自分でできるようになりません。 お子さんの部屋はもちろん、お子さんが共有スペースのそうじ当番としてローテーションに加わった場合も、役割をきちんと果たさせてあげてください。