平和宣言で「自衛隊の配備拡張に不安」 玉城知事、南西シフトに言及
沖縄戦戦没者らを悼む「慰霊の日」の23日、沖縄県糸満市の県平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が開かれた。 【写真】沖縄本島・読谷村の海岸に上陸する米軍=1945年4月1日撮影、沖縄県公文書館所蔵 玉城デニー知事は平和宣言で、「自衛隊の急激な配備拡張が進められており、悲惨な沖縄戦の記憶と相まって、私たち沖縄県民は、強い不安を抱いています」と自衛隊の「南西シフト」への懸念に今年も言及。「辺野古新基地建設の断念など、基地問題の早期解決を図るべきです」とも述べた。 そのうえで、「核兵器の廃絶、戦争の放棄、恒久平和の確立に向けて、共に絶え間ない努力を続けよう」と訴えた。
朝日新聞社