C大阪、みんな愛されるマイク最後の一言… 小菊昭雄監督「(勝利は)マイクのために戦ってくれた結果」
◆明治安田J1リーグ▽第18節 C大阪2―1浦和(15日・ヨドコウ桜スタジアム) C大阪で、オランダ1部AZへの完全移籍が濃厚な日本代表DF毎熊晟矢がチームメート、スタッフに背中を押され、海外挑戦への決意を強めた。 浦和との一戦は、元日本代表MF香川真司らとスタンドで観戦。前半42分、FWルーカスフェルナンデスが先制すると、後半4分には、桃山学院大の後輩で同じ右サイドバックを守るDF奥田勇斗が豪快なミドルシュートを決めた。プロ初ゴールで勝利に貢献し、奥田は「結果を残せてなかった。試合に勝って結果を残そうという気持ちは強かった。毎熊くんを送り出すときに点を取って、なおかつチームが勝って送り出せたのはうれしかった。あとは任せてください!って気持ちです」と話した。小菊昭雄監督(48)は「マイク(毎熊)のために戦ってくれた結果。気持ちよく海外に巣立っていけると思う」とほほ笑んだ。 試合後には、毎熊がピッチに姿を現し、サポーターに感謝を伝えた。毎熊と同じ22年にC大阪に移籍してきたMF上門知樹から花束を受け取り、胴上げもされた。目を潤ませながら、海外挑戦を応援してくれる仲間に感謝した。 「最後は泣きそうだった」と笑った上門は「セレッソに来たから出会えた。最後みんなに『このチームは優勝できるクラブ』って言ってくれた。マイクのために優勝したい。『自分の思いはみんなに託す』って。責任感は素晴らしかった。僕らが実行しないといけない」と決意を新たにした。
報知新聞社