10年ぶりに走る熊本競輪場での地元記念 43歳ベテランレーサーが初日白星「声援すごかった、嬉しい」
熊本競輪「開設74周年記念・火の国杯争奪戦(G3)」が3日、開幕。2Rの一次予選に出場した中村圭志(43歳・熊本=86期)に話を聞いた。 2015年8月以来の熊本バンク出走、熊本バンクでの地元記念は10年ぶりの出走だった中村圭志が、上田尭弥の先行に乗って1着。地元ファンの前で好スタートを切った。 「ちょっと油断して上田君の仕掛けに口が開いたけど、付け切ってからは問題なかった。まずはホッとしてます。声援もすごかったし、地元の1着は嬉しいですね」 今年は全日本選抜競輪と日本選手権(ダービー)に出場。初めてG1を体験したが、ダービーを含む2度の落車があった。 「前半戦はなかなか波に乗れなかった。後半はなんとか巻き返せたと思うけど、最近はレースで疲れも感じていた。前回から久々に少し間隔が空いて、リフレッシュ出来た。それが良かったかな」 昨年11月の大垣G3以来となる初日1着。9年ぶりの地元戦の1着はなによりの力になったはず。準決勝進出を目指して二次予選に挑む。(netkeirin特派員)