過小評価されている? 他球団から「球界No.1遊撃手」と高評価の選手は
リーダーシップが求められるポジション
主力として試合に出続けているが、順風満帆だったわけではない。18年以降は故障も影響して4年連続で規定打席に到達できず、22年は遊撃のレギュラーが白紙に。フレディ・ガルビスとポジション争いになったが、このシーズンが野球人生の分岐点となった。自己最高の打率.296をマークし、5年ぶり3度目のベストナインを受賞した。 今宮は週刊ベースボールの取材で遊撃について聞かれ、このように答えている。 「センターラインにおける司令塔じゃないですが、リーダーシップが求められるポジションだと思います。やはりそこのポジションがコロコロと人が変わってしまうようだと、チームとしても難しいところがありますね。僕自身、変わることのないように、1年でも長くやっていきたいです。そして、ショートを守る以上は、リーダーシップを持って、チームを引っ張っていかなければいけません」 「基本に忠実にという気持ちがありますが、なかなか……。そういう意味でうまいなと思うのは、西武の源田(源田壮亮)ですね。基本に忠実で、12球団の中で一番うまいんじゃないかなと思いますね」 「源田は教科書ですね。僕は教科書に載らないタイプです(笑)。源田の守備は“捕る”“投げる”など全体的に分かりやすい。源田の守備を見て、僕も勉強することがあります」 謙虚で向上心旺盛な姿が、高いパフォーマンスを支える。日本シリーズ出場は7度目の出場で、修羅場を潜り抜けた経験が糧になっている。日本一に向け、DeNAの勢いを止めて最後のヤマを乗り越えられるか。 写真=BBM
週刊ベースボール