元プロ監督から学んだ「165センチ左腕」が無失点の好投!西城陽が3年ぶりのベスト8!【24年夏・京都大会】
<第106回全国高等学校野球選手権京都大会:西城陽7-0宮津天橋(8回コールド)>20日◇4回戦◇わかさスタジアム京都 【トーナメント表】京都大会 20日までの結果一覧 西城陽が宮津天橋に8回コールド勝ち。3年ぶりの8強入りを果たした。 西城陽は先発を任されたエース左腕の辰巳 涼太(3年)が8回を投げて4安打2四球6奪三振で無失点。チームに流れをもたらした。 「バックに助けられた感じでした。いつもはあまり投げないですけど、チェンジアップでストライクが入ったので、楽にいけたと思います」と自らの投球を振り返った辰巳。テンポの良い投球に守備陣も無失策で応えた。 宮津天橋には2回戦の西舞鶴戦で逆転本塁打を打っている藤原 諒耶(3年)がいた。彼に対しては「甘く入ったら打たれるのはわかっていたので、コースにしっかり投げることを意識していました」とより丁寧な投球を心がけ、3打数無安打2三振に抑え込んだ。 西城陽を率いるのはかつて横浜の投手だった染田 賢作監督。指揮官からは配球や体の使い方を学んできたという。身長165㎝、体重62㎏と小柄だが、体を大きく使った投球フォームからキレのあるボールを投げ込んでおり、準々決勝以降も好投が期待できそうだ。 打線も中盤以降につながり、16安打の猛攻。5点リードの8回裏には5連打でコールド勝ちを決めた。 主将を務める5番三塁の金澤 大和(3年)は5打数5安打2打点と大当たり。「昨日の練習の時から良かったので、自信を持って打席に立てました。次からはこういう試合にならないと思うので、粘り強く守って、少ないチャンスをものにできたらと思います」と気を引き締めた。 準々決勝は京都国際と塔南・開建の勝者と対戦する。ここからは強豪校との対戦が続くが、さらに勝ち進むことができるだろうか。