「子育て=母親の役目と思い込んでいた」モデル・鈴木サチ(44)10年前の離婚を振り返る「ママがパパを追い出したと言われても」
今年4月、44歳で第五子を出産した鈴木サチさん。第一子、第二子を産んだ30代は「母親である自分が育児のすべてを抱える」ことが当たり前だと思い込み、自分を追い込んでいた時期があったそう。「なにかがおかしい」と気づき、離婚に踏みきった当時を振り返っていただきました。(全4回中の1回) 【画像】「さすがの美脚です」ピラティスで美しい下半身をキープする鈴木サチさんなど(画像14枚)
■「子育ては母親がするもの」の呪縛に囚われて ── 2010年に第一子となる長女を、2012年に第二子の長男を出産されています。モデル業にもほどなくして復帰されたそうですが、育児と仕事の両立は大変だったのでは。
鈴木さん:息子を産んですぐ、「3か月後の撮影でモデル復帰してほしい」と依頼があったんです。できれば1年、せめて半年は育休を…と思っていた矢先でした。 3か月後までに体型も体調も戻さなきゃ…!でも、当時娘は1歳、息子は産まれたばかりで、てんやわんやで。娘は保育園に通っていましたが息子はまだ保育園に預けられないので、実家の母にヘルプに来てもらったりして、なんとか乗りきっていました。 ── 旦那さんのご協力はいかがでしたか?
鈴木さん:ほぼフルワンオペで育児をしていた感じでした。唯一、1週間に1回、ピラティスのパーソナルトレーニングに行く間だけは子どもたちを見ていてほしいというのはお願いしたかな。 今思うと、当時は私自身も「育児は母親がするもの」と思い込んでいて、夫にあまり頼み事をできなかったんですよね。初めての子育てだったし、世の中的にも「育児は母親がするもの」という空気感が、まだ色濃くある時代でした。子どもを預けてピラティスを習いに出かけるなんて…みたいな。
── 確かに、10年ほど前はまだそういった風潮だったかも…。 鈴木さん:そうですよね。わざわざ子どもを連れてカフェでお茶するなんて…とか、子どもを置いて夜飲みに行くなんてもってのほか、というようなことを言われたり。今でこそ「母親だって息抜きが必要」と言われるようになりましたけど。そういった圧力に、自然と追い詰められてしまうことって、ありますよね。 ── 旦那さんにもう少し手伝ってほしい、と伝えたりは?