テイラー・スウィフト、チャーリーXCXに“圧倒されてきた”と語る「努力が報われるのを見るとすごくうれしい」
テイラー・スウィフトが、米VultureのチャーリーXCXの特集記事の取材で、【レピュテーション・ツアー】でオープニング・アクトとして共演したチャーリーを称賛し、彼女のソングライティングから6thスタジオ・アルバム『ブラット』で今年成功を収めたことまで、あらゆることを褒め称えた。 テイラーは同誌に、「2011年に“Stay Away”を初めて聴いて以来、私はチャーリーのメロディに対する感性に圧倒されてきました。彼女の作曲は常に超現実的で独創的です。彼女は、予想もしないような場所へと曲を導いていきますし、それを10年以上も一貫して続けています」 と語り、「そのような努力が報われるのを見るとすごくうれしいです」と続けた。 テイラーのこの発言は、チャーリーとの間に緊張関係があるという噂が流れている中で公開されたものだ。チャーリーの『ブラット』に収録されている「Sympathy Is a Knife」が、テイラーについて歌っているのではと一部のファンが信じていることがこの噂に拍車をかけている。この楽曲で彼女は、「ある女性が私の不安感を打つ」と歌い、「私のボーイフレンドのライブのバックステージで彼女に会いたくない」と、テイラーが昨年The 1975のマシュー・ヒーリーと交際していたことに言及するような内容へと続く。 The 1975のジョージ・ダニエルと婚約しているチャーリーは、米Vultureのインタビューで、この楽曲が論議を巻き起こしていることについて触れた。彼女は、「人々は自分が考えたいように考えるでしょう。この曲は、私と私の感情、不安感、そして私が不安を感じたときに頭の中で物語やストーリーを創り出す自分の脳の働き、そして自信がないときに物理的にそのような状況に身を置きたくないという気持ちについて歌っています」と答えた。 婚約者のライブの楽屋での出来事を歌詞から省いて、歌の主題を“明白”にしないことを考えたかという質問に彼女は「いいえ」と答えた。そして、「沈黙の駆け引きをするんですね」と記者に言い、「でも、私はよくわかっています。あなたが沈黙して、私にもっと話してほしいと思っていることを。でも私は気まずい状況になることを気にしません。私たちは沈黙の中で座っていましょう」と述べた。 「Sympathy Is a Knife」以外にも、チャーリーXCXとテイラー・スウィフトのそれぞれのアルバム、『ブラット』と『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』(TTPD)が、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で好成績を競い合っていることも、2人の歌手の間に確執があるのではないかという憶測をファンの間で呼んでいる。テイラーの『TTPD』は、これまで計15週間1位を獲得している。6月にチャーリーは、自身のコンサートで「テイラーは死んだ」と叫び始めた観客をインスタグラム・ストーリーズでたしなめ、「こんなことをする人たちはやめてほしい……それは私が望むこととは正反対で、そんなことをする余地がこのコミュニティーにあると思う人がいることに動揺しています」と書き込んだ。 それより前、テイラーは2015年の【1989ツアー】で特別ゲストとしてチャーリーを招待し、後押しした。それから3年後、テイラーは、【レピュテーション・スタジアム・ツアー】のオープニング・アクトをチャーリーとカミラ・カベロに依頼した。 2019年のインタビューで、チャーリーはこのツアーに帯同したことについて、「ステージに上がって5歳児たちに手を振っているような気分だった」と述べたとされるが、その直後に、ファンを侮辱する意図はなかったと釈明した。彼女はTwitterに、「記事でも言っているし、以前から何度も話しているとおり、前座として招いてくれたテイラーには大いに感謝している。彼女は私の世代で最もビッグなアーティストの一人だし、【レピュテーション・ツアー】は史上最大のツアーの一つでもあった」と投稿していた。