URコミュニティ、HUEシリーズ導入で業務効率化とペーパーレス化を推進
URコミュニティは、ERPパッケージソフトウェア「HUE ACシリーズ」および関連サービスを導入することを決定した。同サービスを提供するワークスアプリケーションズが12月18日に発表した。 URコミュニティは、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)の賃貸住宅約70万戸の管理業務を担う企業。現行システムのサーバ保守期間満了に伴い、システムの刷新を決定した。従来のシステムは、紙中心の業務フローや運用コスト面で課題があった。今回の導入で、財務会計、管理会計、債権債務管理などによる業務効率化とランニングコスト削減を進めていくという。 導入製品は、ERPパッケージソフトウェア「HUE ACシリーズ」、財務会計・管理会計システム「HUE Financials & Strategy」、債権・債務管理システム「HUE Accounts Payable/Receivable」。また、クラウド請求書送受信サービス「HUEデジタルインボイス」やワークフローシステム「HUEワークフロー」、経費精算システム「HUE Expense」も同時に導入する。 HUEシリーズは、日本の大手企業向けに開発された国産ERPで、2200社以上で導入された実績がある。業種や業態を問わず幅広い業務要件に対応しており、6700以上の標準機能を備え、提案依頼書(RFP)に対するフィット率は97%になるという。 URコミュニティは今回の導入で、請求書受領から支払までを一元管理できるようになる。これにより業務全体のデジタル化やペーパーレス化が進み、約5万枚の紙の削減効果が期待できるという。また、HUEデジタルインボイスを利用した請求書受領からHUE ACシリーズによる支払業務まで、シームレスなデータ連携が可能なため、データの自動処理による作業時間の大幅な削減も期待できる。さらにHUEシリーズは、法改正およびOSのアップデートに無償で対応するため、保守コストの平準化も実現できる。