愛工大名電・宮口典久監督、待望の全国1勝「ちょっとホッとした部分と、次どうしようかって」と笑顔【全国高校サッカー】
◇29日 第103回全国高校サッカー選手権大会1回戦 愛工大名電(愛知)6―3明誠(島根)=駒沢陸上競技場 5年ぶり2度目の出場となる愛工大名電が大量得点で初出場の明誠を下した。2度目の出場で待望の全国1勝を果たした宮口典久監督は「試合の前までは結構強く思っていたが、今はそんなに。もうこれで終わりじゃないので、ちょっとホッとした部分と、次どうしようかっていうのを今考え始めた感じ」と笑顔を見せた。 主将のDF蒲地陽汰(3年)がオウンゴールを与えたが、双子の弟のMF蒲地壮汰(同)が2分後に同点に追いつくゴールを決めた。「あんなことは、サッカーにはあるので大丈夫。陽汰のウンゴールを壮汰がカバーするという名電にとっては理想的な感じ」とジョークを交えて振り返った。 31日の2回戦で対戦する前橋育英(群馬)は直前の試合だった。優勝候補の一角との一戦となるが、「本当に強い。トップを取る勢いでやっているチームと参加して一つ勝ったチームとの差はある。ただ、サッカーはやってみないと分からないし、何とかしたいと思うし、本物と戦うことが名電サッカー部の一つの過程じゃないかなと思う」と番狂わせを狙う。
中日スポーツ