国民民主党「103万円の壁」を178万円に引き上げ案 実は“8兆円”の大減税 財源どうする?【news23】
かつ、毎年やるというのは財源としてどうなのでしょうか。これに関して玉木氏は、「税収は増えていくので大丈夫。インフレになって増えていくだろう」という、ちょっと楽観論に立っていらっしゃるんですね。 トラウデン直美さん: 思った以上に楽観的。大丈夫ですか? 23ジャーナリスト 片山さん: 正直言うと、本当にこんな減税が簡単にできるのか、私は少し疑問です。 特にこれは、この先恒久的な減税になる可能性があるので、そうなると経済が悪くなって税収が下がったときに対応できるのか?毎年8兆円分どこから生まれてくるのか?と思います。 藤森キャスター: 31日に自民党と国民民主党による幹事長会談が行われますが、実際にこの案を与党側が飲むのでしょうか? TBSスペシャルコメンテーターの星浩さんに聞くと、「自民党の幹部は、高所得者優遇でバラマキだとしていて、この案を丸のみはできない」と反発しているそうです。 だから、すんなりいかないかも知れないですね。 トラウデン直美さん: できれば早く進めてほしいですよね、できるとなったら早くていつ頃になりそうでしょうか? 23ジャーナリスト 片山さん: 実際にこれがまとまるのは、2週間後ぐらいまでにおそらく何かしらどういう方向性になるかは決まると思います。年末ぐらいまでに本当にこの壁をどういうふうにするかの議論はされるでしょう。 ただ効果とか恩恵を受けるのは、来年度・再来年度ぐらいだと考えられるので、即効性は正直ないと思います。 藤森キャスター: ちょっと気が早くなって、今年少し多めに稼いでも大丈夫っていうことになることは、今年はない? 23ジャーナリスト 片山さん: 2024年は103万円の壁のままなので、この年末に働いて増やしてもいいということにはならないと思います。注意していただきたいです。 小川キャスター: 誰の案が、どれだけ生かされるのかというのは、政治の世界では大事なことなのかもしれませんが、いま苦しいという方に即効性のある対策というのも必要ですよね。