クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった
普通のファブリックシートもいまでは撥水加工可能!
ほとんどのクルマに採用されているファブリック(布製)シート。布製なので肌触りがよく、通気性もあり、汗も適度に吸って滑りにくく、冬でも冷たくないなどのメリットがあるが、布製であるがゆえに、一度シミが付くと除去しにくいという難点が……。 【画像】まるで昭和のクラブなクルマのインテリアの画像を見る そこで最近増えているのが、ファブリックシートのコーティング。ファブリックシートの表面に特殊フッ素系ポリマーなどをコーティングすることで、水をはじき、こぼした食べ物の汚れを付着させないという加工だ。 すでにディーラーなどで、そうした施工サービスを実施しているところが出てきているが、DIY用の繊維用強力コート剤もいくつか市販されているので、これらを使えば簡単に撥水・防汚効果を得ることができるので便利。 たとえばソフト99の「ルームピア クロスバリア」(1500円前後)なら、ファブリックシートの表面にスプレーして、専用のスポンジで塗り広げて、乾燥させるだけでOK。 水やジュース、コーヒーなどをシートにこぼしても、コーティングが弾いて染み込まない。内部に染み込まないので、ウエスなどでサッと拭き取れば、汚れが取れてシミにならない。 ちなみに液体以上に厄介なのが、ケチャップやマヨネーズやソース、それにポテトチップスやフライドチキンなどの油もの。油が付着するとシミになって取れないし、ニオイのもとにもなるので大問題。そうした油分も、油を弾く撥油性のあるコーティングを施しておけばかなり防げるので安心だ。 DIYのコーティングでは、さすが効果の持続は年単位とまではいかず、3カ月に一度ぐらいはコーティングし直す必要があるが、その手間を考えてもコスパは十分に高いといえる。 年末年始のロングドライブ前に、一度試しておいてはどうだろうか。
藤田竜太