【毎日書評】アイデアが出ない→湧きだす!発想のための5つの習慣術
習慣術4:無視する能力を身につける
アイデアを発表すると、さまざまな人たちから多くの意見が出ます。著者はそんなとき、第三者的に判断をするようにしているのだそうです。 クライアントの意見が正しいと思えばそのとおりにするけれども、違うと思ったことは無視するというのです。横柄に突っぱねるという意味ではなく、いかに自分の意見がクライアントのメリットになるか、その正当性を論理的に説明して理解を得るということ。 「自分が間違っていたらどうしよう」「正直に話したら仕事から外されるのではないか」などと人の目を気にしていたのでは、よいアイデアは生まれません。 アイデアを発想する際には、「人のいうことを無視できる能力を身につける」「無視する理由を論理的に説明できる」「自分がよいと信じるものは、なにがあっても守り抜く」という3点を大切にするべきだというのです。(173ページより)
習慣術5:新しいことに貪欲でいる
たとえば男性にとって、女子高生をターゲットにした新サービスのアイデアを考えるのは簡単なことではないはず。しかもまったく違う世界に飛び込むのは、勇気がいることでもあります。けれど、まったく知らないことは、自分に「新しいアイデアの種」を提供してくれるものでもあると著者は主張しています。 新しいこと、知らないことに貪欲でいることは、アイデア出しだけに限らず、さまざまな局面でプラスの効果をもたらしてくれるものでもあるでしょう。そういう意味で、つねに貪欲に、新しいこと、知らないことにチャレンジする習慣を身につけることは大切なのです。(176ページより) 本書に示された具体的なアイデアの数々は、きっと役に立ってくれるはず。そういう意味では一般的な新書以上に実用性が高い一冊であるといえます。紹介されている公式を参考にしつつ、そこから自分だけのオリジナリティを生み出していくために、参考にしてみてはいかがでしょうか? >>Kindle unlimited、2万冊以上が楽しめる読み放題を体験! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: フォレスト2545新書
印南敦史