【特集】「幸せは食が運ぶ」物価高でも“小4以下無料” 子育て応援レストラン「なないろ」の挑戦
レストランで彩り豊かな野菜をふんだんに提供できるその理由は、自ら経営する工場でカットした野菜を使い、コストを抑えることができるからなんです。
この後、市場で野菜を仕入れた手塚さんはいったん家に戻り、子どもたちの朝の支度を手伝うと再びレストランへ。この日もお店には多くの家族連れが訪れ、たくさんの料理に舌鼓みを打っていました。
レストラン「なないろ」手塚誠二さん 「自分はもともとやりがいがあってやっているので、楽しみの方が強いっていうか。でも眠い時は眠いですよ(笑)」
給食がなくなる夏休みは、子どもの食費に悩む保護者も少なくありません。そこで、手塚さんは月・木・金の週3回、高校3年生までを対象に40食限定で無料の弁当を提供することにしました。
この日のメニューは夏野菜を使ったカツカレーです。
ボリューム満点のお弁当に子どもたちもうれしそう。 弁当を受け取った子どもは 「お腹がすいているときに、すごくお腹がいっぱいになると幸せ」「カツとカレーが合うからおいしそう」
オープンから3ヶ月、「なないろ」は多くの子どものお腹をいっぱいにしてきました。オーナーの手塚さんが心がけていること、それは…
レストラン「なないろ」手塚誠二さん 「小学4年生も“お客様さま”なんですよ。そこが大事で『ありがとうございます』って声をかけたり、『いらっしゃいませ』って声かけたり、『いっぱい食べてってね』とか。無料とは書いてありますけど保護者同伴ですし、お金はちゃんともらっていますので。ちゃんとした商売として心がけています」
レストラン「なないろ」手塚誠二さん 「『ごめんなさい、ごめんなさい』って親が頭を下げているシーンなんて子どもは見て喜ばないので、『ありがとうございました』『ごちそうさまでした』の関係でいいんですよ。そういう仲でいてほしい」
店内にあふれる笑顔。 幸せは食が運んでくれる、手塚さんはそう信じています。 (YBSワイドニュース 2024年8月8日放送)
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