「東京モノレール」巨大ジオラマが四半世紀の歴史に幕 長年管理していた社員が語るモノレールへの思いとは…【藤田大介の鉄道NEWS】
「模型はもうそのまま動かすというのが一番の目的なのでそこはそのままにしておきまして、車両を手を加えて例えばライトをつくようにしたりとか、改造したりとか当時しましたね」 ―ライトをつける?街を模型をいじるのではなく車両をいじったのはなぜですか? 東京モノレール・山浦さん 「やはり、車両好きというか、動いているモノレールがやっぱりライトをついて走るというのは大人でも子供でも多分感動するのではないかなと思いまして。 やはり走っているときにライトがつくように改造してみました」 「ちょうどリニューアルをするときに、何か新しいことをやろうというふうに考えまして、モノレールだけではなくて沿線で何かできることがないかというふうに考えたときに、自分の好きな刑事ドラマのワンシーンを再現することによって、お客様が来ていただけるのではないかというふうに考えていたんです」 「当社の沿線っていうのは、当時、かなりロケで使っていたので、そういう縁というか、そういうのもありましたので、ここにそういうミニカーを置くことによって、また当時を思い出していただける方がいたりですとか、興味を持っていただけるんではないかなということで展示をしておりました」 「その展示を始めた約2ヶ月後ぐらいですけれども俳優の渡哲也さんが亡くなりまして、かなりのお客様がいらっしゃって写真を撮っていって行かれたりですとか、SNSに上げていただいたりとかいうことで、またここでそのモノレールの『模型広場』というのがまた認識されるようになったという時期がございました」
―鉄道が新車両に変わるたびにどんどんリニューアルされたことっていうのはありました? 東京モノレール・山浦さん 「模型広場がオープンしたときに、浜松町駅のところには当時ですと205系ですとか185系ですとか、東海道線で113系ですとかが置かれていたんですね。山手線、京浜東北線、あと東海道線と新幹線もありましたので、ここには185系113系、あと新幹線もまだ当時は100系が置いてありました。そのままには置いてあったんですけれども古くなってしまいまして途中で車両を入れ替えて、リニューアルは、鉄道車両の方も行いました」 「私と、駅でメンテナンスをしていた仲間がいましたので、2人で相談をして、いろんな車両を私物で持ち込んで」 ―えっ。私物の車両を? 東京モノレール・山浦さん 「はい。そうですね。いろいろお客様も見てらっしゃるので、ちゃんとした物を置かないと。東海道線は、E231系。新幹線は700系、山手線はE231の500番台とかですね」