【MLB】殿堂入り投票の開票経過 イチローは満票キープ アンドリュー・ジョーンズにもチャンスあり
2025年度のアメリカ野球殿堂入り投票は昨年末に締め切られており、日本時間1月22日に「MLBネットワーク」の番組内で結果発表が行われる予定となっている。今回の殿堂入り投票で注目されるのが、有資格初年度での殿堂入りが確実視されるイチローの得票率だ。投票を済ませた各記者が公開している情報を独自に集計している「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」によると、ここまで記者104人全員がイチローに投票。28人の候補者のなかで唯一、得票率100%を維持している。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 殿堂入り投票は昨年末に締め切られており、1月に結果発表が行われるが、投票を済ませた記者の一部はSNSや自身が所属するメディアなどで投票内容(誰に投票したか)を公表することが多い。それを非公式ながら集計しているのが「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」だ。このサイトが集計したデータは、米公式サイト「MLB.com」の記事中でも使用されることがあり、もはや「準公式」と言ってもいいくらいの存在になっている。 日本時間1月7日正午の時点で、投票権を持つ記者104人分の投票内容が判明しており、推定開票率は26.8%となっている。殿堂入りには得票率75%が必要だが、現時点でその当選ラインを超えているのはイチロー(100%)、CC・サバシア(89.4%)、ビリー・ワグナー(85.6%)、カルロス・ベルトラン(76.0%)の4人。アンドリュー・ジョーンズは得票率73.1%となっており、当選ラインにかなり近いところまで迫っている。 これまでに満票殿堂入りを果たしたのは、通算652セーブのメジャー記録保持者であるマリアーノ・リベラだけ(2019年殿堂入り)。野手ではまだ満票が1度もなく、2016年のケン・グリフィーJr.は3票、2020年のデレック・ジーターはわずかに1票届かなかった。果たしてイチローは野手史上初の偉業を成し遂げることになるのか。そして、当選ラインに迫っているジョーンズも含め、今年は何人のレジェンドが殿堂入りを果たすのか。日本時間1月22日に行われる結果発表は大きな注目を集めそうだ。