狭き門の外野争いに挑戦 ソフトバンク柳町達、開幕1軍とレギュラー奪取に照準 開幕2軍スタートの今季の悔しさ忘れない
◆ソフトバンク秋季キャンプ(11日、筑後) ソフトバンクの柳町達外野手(27)が「開幕1軍とレギュラー奪取」を来季の目標に掲げた。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 今季は開幕1軍入りを逃し、5月下旬まで2軍で40試合に出場。打率3割3分3厘、1本塁打と結果を残し、5月28日に1軍に昇格。そこから73試合に出場して2割6分9厘、4本塁打を残した。 「最初は2軍暮らしでなかなか思うようにうまくいかなかった。せっかく(1軍に)上がったので、すぐ戻ってるようではかっこ悪い。(1軍に)上がってから、いい時も悪い時もあったけど頑張れたのかな」と振り返った。 1軍では、9月21日の楽天戦(みずほペイペイドーム)が印象深い。1点を追う9回2死一、二塁で代打として登場し、守護神の則本昂大から逆転サヨナラの2点三塁打を放った。印象的な一打について「僕みたいな選手はスタメンで出たり出なかったり、代打で出場したりする中で、もどかしい気持ちがありながらも、毎日同じ集中力を継続できた」と振り返る。 4年ぶりのリーグ優勝決めた9月23日のオリックス戦(京セラドーム大阪)は「6番左翼」で先発出場。「サヨナラの代打の時より緊張した」と笑う。リーグ制覇を決めた時は「1年目の時も(ソフトバンクが)優勝したけど(当時は)2軍だったので。優勝してよかった」と格別な思いがあった。 秋季キャンプやオフは、体づくりから取り組んでいく。「まず開幕1軍に残れるように。そしてレギュラーを取りたい」。小久保監督はこの日、来季の外野について近藤健介を右翼、柳田悠岐を左翼で起用する方針を示した。中堅は選手会長の周東佑京が務めており、定位置争いは激戦となる。狭き門に向かって、前だけを向き続けた今季の経験を生かす。 (浜口妙華) 【#OTTOホークス情報】
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