18日は穏やかな冬晴れとなる見込み 12月の雨量は0mm なぜこんなにも晴れの天気が続くのか 気象予報士が解説 山梨 【天気】
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米津龍一気象予報士: 12月に入ってから山梨県内は本当に晴れの天気が続いています。 今夜また冷え込みそうなんです。ヒートショック予報をご覧ください。 【写真を見る】18日は穏やかな冬晴れとなる見込み 12月の雨量は0mm なぜこんなにも晴れの天気が続くのか 気象予報士が解説 山梨 【天気】 上から2番目の気温差警戒となっています。朝起きたときには、やっぱり部屋の温度が下がってることが多いと思うんです。ですので起きたときにも暖かい状態にしておくように、例えばタイマーで暖房入れるなどして、ヒートショックの予防に努めていただきたいと思います。 最近は晴れの天気が続いていますけれども、逆にいつ雨が降ったかなって思い出せないくらいですよね。 実は12月の雨量、今年はきのうまでで0.0mmなんです。 実は12月というのは山梨は比較的晴れやすい天気なんですが、過去に12月1ヶ月で降水量が0.0mmだったことが、何度あると思いますか? 実は6回もあるんです。130年の歴史の中で6回ですから、確率的に言うと5%ぐらいのイメージなんですが、直近であったのが1999年です。今から25年も前のことなんです。 なぜそんなに雨が降らないのかというのは、今年に限って言うと、まず西に高気圧東に低気圧の成功低の気圧配置が比較的頻繁に起こっているからなんです。 高気圧というのは、時計回りに風が吹きますので北から冷たい空気が流れ込んできます。 ここまでは私いつも説明しているんですが、きょうはより詳しく説明していきます。 こちらをご覧ください。 北から冷たい空気、これ冬の季節風と書いていますが、これが吹くと、まず上空の冬の季節風は冷たい空気です。地上の日本海は、比較的まだ温度が高い、海面が暖かいので、この温度差によって、上昇気流が発生して雲ができやすくなります。雲ができやすくなると夏場だったら雨が降るんですが、上空は冷たくて寒いので雪になって日本海では雪が多く降る。このパターンが冬型の気圧配置なんです。 ところが、この日本の真ん中には山がありますので、太平洋側にはこの雪雲入って来れません。ですから、乾いた空気が流れ込んできますので、晴れの天気となります。 これが山梨では晴れが続く理由なんです。 今後どうなりそうなのか、年末年始までの天気をズバッとお見せします。
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