パリ五輪でメダルへ! 110mハードルの日本記録保持者 泉谷駿介がシューズに求めるもの
「ナイキ ペガサス」はオールマイティなシューズ
今シーズンから新しいコーチを迎え、練習メニューを刷新。ウェイトトレーニングとスプリントの練習を増やしている。
「割合で言ったらウェイトトレーニングが3割、スプリントの練習が4~5割、残りがハードルの練習や補強トレーニングといった感じです。去年の海外転戦や世界選手権の決勝を経験して、自信を得ることができました。 今シーズンは波を小さくして、もう一段階上に行きたいなと思っています。ウェイトトレーニングを増やしたのはフィジカル強化の面もありますし、ケガせずに練習を積んでいくためでもあります」 パリ五輪、そして2025年に東京で開催される世界選手権へ。自力の底上げを図る泉谷選手がトレーニングで愛用しているシューズが「ナイキ ペガサス 41」だ。 「ペガサスは本当にオールマイティで、どんな練習にも使えるところが気に入っています。ウォーミングアップのジョギングにも、ハードルのドリルにも使いますし、そのままスプリントの練習で使うこともあります。迷ったらペガサスを履いておけばいいかなと(笑)」 いろいろなシューズを試してみるのは好きだという泉谷選手だが、結局は「ナイキ ペガサス」を履くことが多いそう。どこに魅力を感じているのだろうか。 「クッション性と反発性の両方をバランス良く備えているところですかね。クッション性が高いので脚へのダメージが少ないですし、反発性があるおかげでバウンディングなどの跳躍系の練習に適しているうえ、スプリント練習にも問題なくこなせます」
泉谷選手が初めて「ナイキ ペガサス」を履いたのは高校生のとき。
「それまではずっと薄底のシューズを履いて練習していたのですが、シンスプリント(脛骨周辺の骨膜の炎症)になってしまって。練習中の脚へのダメージを減らすために選んだのが、クッション性の高いペガサスでした。 僕は今でもトレーニング用のシューズにはクッション性を求めていますが、体が成長途中でフォームも整っていない中高生の間は特に、練習中のシューズ選びに気をつけたほうがよいのかなと思います」